2013年08月05日

【世界陸上2013】男子世界最速の座をアメリカに戻せるのか、男子100mアメリカ代表の3選手

男子100m、最速の座を独占し、
一時代を築いたスプリンター大国、アメリカ(USA)。

ところが、ここ最近は現世界最速の男、ボルト選手(ジャマイカ)を筆頭とする、
ジャマイカ勢にその称号を奪われ続けています。

今回の世界陸上2013モスクワではなんと、
開催前にボルト選手以外の有力選手が、
戦線離脱を告げるという波乱が起きています。

そんな中で、今回、スプリンター大国復権を任された、
アメリカ代表3選手に注目。



1人目は、ジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)選手。



アテネオリンピック2004の、
男子100m金メダリストとして、
世界ナンバー1の称号をアメリカに持ち帰り、
翌年に行われた、世界陸上2005ヘルシンキでも金メダルを獲得。

このまま、彼が世界王者に君臨するのか、
世界はそう思いました。

ところがなんと、2006年に行われたドーピング検査にて、
彼に「陽性」の反応が出たことにより、彼は最長8年間に渡り陸上界から離れることに。
※その後、最終的には4年間の離脱に変更されています。

引退も考えられる状況にありながら、
彼は諦めることなく、2010年に一線に復帰、
そして、2012年にはアメリカ代表としてロンドンオリンピック2012に出場。

そこで、約7年ぶりとなる、メダリスト(銅メダル)の座に返り咲き。
同時にこの時、彼の自己ベスト記録となる、9秒79まで記録を伸ばしています。

ただ、彼はその結果に満足することなく、
今回は「世界最速の座」をひたすら狙いに来ています。

今季のベストタイムは、世界で今季5番目となる、
9秒89というタイム。
※ウサイン・ボルト選手は今季世界2番目となる9秒85を記録。
その差は、0秒04。

上位の選手が度々「欠場」という状況(記事:【世界陸上2013】大波乱、男子100m、世界王者を脅かす存在が次々と「欠場」決定)、メダルは射程圏内とは言えど、金メダルの頂は、
今までのベストパフォーマンスを越えていったところにありそうです。


2人目は、チャールズ・シルモン(Charles Silmon)選手。

彼はアメリカの「新たなエース候補」と言っても、
過言ではないでしょう。

今季、2013年のNCAAチャンピオンシップ(全米学生陸上競技選手権)において、
全米の大学生ナンバー1の称号を手に入れたばかりか、
その記録は、NCAA史上、最も速い記録でゴールテープを切る、
9秒89(追い風参考記録=非公認)を叩き出しています。



今季正式タイムは、世界で12番目となる、
9秒98ながら、伸びしろは他の2名よりも、
かなり大きなものを秘めていると言えます。


3人目は、マイケル・ロジャーズ(Mike Rodgers)選手。

2009年の世界陸上ベルリン大会にて、
アメリカ代表(全米1位)として出場したが、
惜しくも5位とメダルには届かなかった。

しかし、翌年の2010年のインドア世界陸上選手権では、
60mにて銀メダルに輝き、2011年には100mの自己ベストを、
9秒85までに更新してきています。

今季、2013年は、5月に行われた中国の大会にて、
9秒96のシーズンベストを記録しています。
※今季世界で8番目のタイム。

また、全米選手権では、
4位でゴールラインを過ぎるも、
1着でゴールしたタイソン・ゲイ選手が、
ドーピング疑惑で出場辞退したことで、出場のチャンスを掴んでいます。


アメリカの代表3名ともに、
今季は既に9秒台で100mを走っており、
それぞれにメダルの可能性は十分にあるでしょう。

しかし、あくまで、それは通過点。

世界ナンバー1の座に君臨する、
ウサイン・ボルト選手よりも早くゴールに到達するのか。

ボルト選手が何かの形でレースに出ない(出られない)、
もしくは、絶不調の状態で試合を迎えれば、
話は変わってくるが、ほぼ好調の状態で来れば、
1位の座を奪い返すのは今季のタイムを見る限り、容易ではない道のり。

この状況の中、アメリカの3名、
ガトリン選手、シルモン選手、ロジャーズ選手が、
モスクワの地で番狂わせを起こせるのか。

まずは、それぞれが決勝まで進み、
ボルト選手と肩を並べてスタートラインに立つ事を楽しみにしたいところ。

そうなって、初めて、
決勝で波乱が起きるチャンスが生まれます。
posted by sekaisaisoku at 17:37| Comment(0) | 世界陸上2013モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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